PlusBにおける振り返りカンバンの運用方法です。KPTフレームワークとOODAループを組み合わせた独自の振り返り手法を使用します。
| フレームワーク | 役割 |
|---|---|
| KPT | Keep（継続）/ Problem（問題）/ Try（挑戦）で振り返り |
| OODA | Observe（観察）/ Orient（方向付け）/ Decide（決断）/ Act（行動）で改善を実行 |
この2つを組み合わせることで、「振り返り → 改善の実行」を一貫して管理します。
PlusB
├── AIエージェント事業部
│ └── Postmatic
├── AIアシスト事業部
│ └── META AI LABO
├── 経営・バックオフィス
└── 振り返り ← このプロジェクト
└── [バージョン] KPT+OODA 01（2025-12〜2026-12）
| 項目 | 値 |
|---|---|
| プロジェクト名 | 振り返り |
| プロジェクトID | 9 |
| identifier | retrospective |
| バージョン | KPT+OODA 01 |
| 期間 | 2025-12-05 〜 2026-12-31 |
| 対象 | PlusB全体（部署横断） |
┌─────────┬─────────┬──────────────┬───────────────┬─────────┐
│ Keep │ Problem │ Backlog │ In Progress │ Done │
│ │ │ (Try候補) │ │ │
├─────────┼─────────┼──────────────┼───────────────┼─────────┤
│ [カード]│ [カード]│ [カード] │ [カード] │ [カード]│
└─────────┴─────────┴──────────────┴───────────────┴─────────┘
| カラム | 役割 | カードの状態 |
|---|---|---|
| Keep | 継続すべき良い習慣・成果 | 維持確認のため保持 |
| Problem | 認識している課題・問題 | 解決策検討待ち |
| Backlog | Tryの候補（改善アイデア） | 優先度付けて待機 |
| In Progress | 現在取り組み中のTry | OODAで実行中 |
| Done | 完了した改善 | 効果確認済み |
In Progressのカードには、カスタムフィールド「OODAフェーズ」で現在のフェーズを設定します。
| フェーズ | 意味 | 目安期間 |
|---|---|---|
| 1. Observe（観察） | 情報収集・観察中 | 1〜3日 |
| 2. Orient（方向付け） | 分析・方向付け中 | 1〜2日 |
| 3. Decide（決断） | 決断待ち | 当日〜1日 |
| 4. Act（行動） | 実行中 | 完了まで |
タイトル例: デイリースクラムの15分制限
説明欄:
## 内容
時間を守ることで会議がダラダラしなくなった
## 継続条件
毎日10:00開始を維持
## 確認日
2025-12-05
タイトル例: 午後の集中力低下
説明欄:
## 内容
14時以降、利用者の作業効率が落ちる
## 影響
生産活動の成果が減少
## 発見日
2025-12-01
タイトル例: 15時にストレッチタイム導入
説明欄:
## 元のProblem
午後の集中力低下
## 仮説
軽い運動でリフレッシュすれば集中力が戻る
## 優先度
高
タイトル例: 15時にストレッチタイム導入
OODAフェーズ: 1. Observe（観察） を選択
説明欄テンプレート:
## 元のProblem
午後の集中力低下
## 仮説
軽い運動でリフレッシュすれば集中力が戻る
---
## OODA記録
### 1. Observe（観察）
- 観察対象: ストレッチ後の利用者の様子、15:30以降の作業効率
- 観察結果: （観察後に記入）
### 2. Orient（方向付け）
- 分析結果: （分析後に記入）
- 方向性: （方向付け後に記入）
### 3. Decide（決断）
- 決断内容: （決断後に記入）
- 理由: （理由を記入）
### 4. Act（行動）
- 具体的な行動: （行動内容を記入）
- 開始日: （開始日を記入）
---
## 進捗メモ
- 12/5: カード作成、観察開始
所要時間: 1〜2時間
参加者: チーム全員（3名）
Keep の確認（15分）
Problem の洗い出し（20分）
Try の検討（30分）
In Progress の選定（15分）
毎日の確認事項:
Done のカードを確認
In Progress で残ったカード
Problem の見直し
| タイミング | やること |
|---|---|
| スプリント終了時 | Keep確認、Problem追加、Try選定 |
| 月1回 | Keep の棚卸し（形骸化チェック） |
| 四半期ごと | Done のアーカイブ整理 |
| カラム | 目安 | 対策 |
|---|---|---|
| Keep | 10個まで | 古いものは「定着済み」としてアーカイブ |
| Problem | 5個まで | 解決したらすぐアーカイブ |
| Backlog | 10個まで | 3ヶ月動かなかったら見直し |
| In Progress | 3個まで | 多すぎると全て中途半端になる |
| Done | 制限なし | 月1回アーカイブ |
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| 名前 | OODAフェーズ |
| 形式 | リスト |
| 必須 | いいえ |
| すべてのプロジェクトで使用 | いいえ |
| フィルターとして使用 | はい |
| 検索対象 | いいえ |
「可能な値」に以下を追加:
1. Observe（観察）
2. Orient（方向付け）
3. Decide（決断）
4. Act（行動）
重要: この手順を行わないとカスタムフィールドが表示されません。
KPT+OODAKeep
Problem（新規追加）
In Progress（選定）
1. Observe（観察）In Progress
1. Observe（観察） → 2. Orient（方向付け）In Progress
2. Orient（方向付け） → 3. Decide（決断）In Progress
3. Decide（決断） → 4. Act（行動）Done
Keep（昇格）
A: いいえ。「Wikiのリンク修正」のような小さなTryは、OODAフェーズを設定せずに直接Actしても構いません。観察・分析が必要な改善のみ、Observeから始めてください。
A: 3スプリント経っても解決しない場合は、Problemの分解を検討してください。大きすぎる問題は、より小さな問題に分けると取り組みやすくなります。
A: 月1回の棚卸しで、「もう当たり前になっている」ものは「定着済み」としてアーカイブしてください。Keepは「意識して継続すべきもの」に絞ります。
A: このボードはPlusB全体（部署横断）の振り返り用です。部署固有の課題は、各部署のプロジェクト（META AI LABO、Postmaticなど）で管理してください。
A: 以下を確認してください:
作成日: 2025年12月