行動タイプの分類と対応方法についてまとめています。
カード発行の判断は以下の2つの観点から行います。
| レベル | 説明 |
|---|---|
| 高い | 相手が深刻に感じる可能性がある行為 |
| 低い | 多くの方が気にされない程度の行為 |
| レベル | 説明 |
|---|---|
| 気づいていない | 迷惑をかけていることに気づいていない状態 |
| 自覚はあるが制御が困難 | 悪意はないが、特性や習慣により制御が難しい状態 |
| 意図的に行っている | 迷惑であると認識した上で意図的に行っている状態 |
| 気づいていない | 自覚はあるが制御困難 | 意図的に行っている | |
|---|---|---|---|
| 影響度:高 | タイプB 無自覚迷惑型 | タイプD 特性起因型 | タイプF 悪質行為型 |
| 影響度:低 | タイプA 無意識型 | タイプC 自覚制御困難型 | タイプE 意図的軽度違反型 |
対応: カード発行なし。状況を確認し、必要に応じて指導。
該当する事例:
対応のポイント: 周囲への影響が小さく、悪意がないため、やさしく伝える
対応: まず個別支援計画で改善を目指す。改善が見られない場合はイエローカード発行。
該当する事例:
対応のポイント: 本人が気づいていないため、まず気づく仕組みを構築
対応: まず個別支援計画で改善を目指す。改善が見られない場合はイエローカード発行。
該当する事例:
対応のポイント: 代替行動を一緒に検討し、練習
対応: まず支援計画で環境調整を行う。改善が見られない場合はイエローカード発行。
注意: 暴力・暴言があった場合は即レッドカード
該当する事例:
対応のポイント: 処分より支援を優先。ただし暴力行為は例外
対応: 即イエローカード発行(支援計画なしで発行)
該当する事例:
対応のポイント: 悪意がある行為には、速やかに警告
対応: 即レッドカード発行(支援計画なしで発行)
該当する事例:
対応のポイント: 被害者の安全が最優先。退所も検討
注意: タイプDで暴力・暴言があった場合は即レッドカード
以下の行為は、タイプに関係なく即レッドカード:
重要: 特性による困難がある場合でも、暴力・暴言は例外なく即レッドカード。被害者の安全と、事業所全体の安心できる環境を守るための措置です。
最終更新: 2025年12月